日本には、優れたコンピュータサイエンスプログラムを提供する大学が数多くあります。
これらの大学の学位は業界で広く尊敬を集めており、これらのプログラムの卒業生は、最先端技術のスキルと知識で高い需要があるでしょう。
この記事では、US News and World Reportというサイトに掲載されているランキングを元に大学を紹介します。
目次
コンピュータサイエンスとは?
コンピュータサイエンスは、テクノロジーを駆使して自分のアイデアを実現するためのスキルと知識を身につける分野です。創造的に考え、技術を使って新しいものを生み出すことができるようになります。
たとえば、ゲームのアイデアがある場合、コンピュータサイエンスでは、ゲームの設計とプログラミングの方法を学び、それを実現することができます。新しいアプリやWebサイトを作りたい場合も、コンピュータサイエンスがその方法を教えてくれます。
テクノロジー業界で自分の創造性を発揮し、イノベーションを起こすために、多くの機会を与えてくれる分野です。
コンピュータサイエンスのカリキュラム
コンピュータサイエンスは、様々な科目を含む広い分野です。コンピュータサイエンスでよく勉強される具体的な科目には、以下のようなものがあります。
- プログラミング: C++、Python、Javaなど、さまざまなプログラミング言語でのコードの書き方を学びます。
- アルゴリズムとデータ構造: コンピュータがどのようにデータを分類・検索するのか、また、さまざまなタイプの問題に対して効率的なアルゴリズムを設計する方法などを理解します。
- コンピュータシステム: コンピュータのハードウェアとソフトウェアの構成要素、およびそれらがどのように連携してプログラムを実行するかについて学習します。
- コンピュータネットワーク: コンピュータやその他の機器がネットワーク上でどのように互いに接続するか、またネットワークの設計やトラブルシューティングの方法などを学びます。
- ソフトウェア工学: 大規模で複雑なソフトウェアシステムの設計、開発、テスト方法などを学びます。
これらは、コンピュータサイエンスで学ぶ多くの科目のほんの一例に過ぎません。具体的に学ぶ科目は、プログラムまたは教育機関によって異なる場合があります。
コンピュータサイエンスに強い大学
一位:東京大学
東京大学は、Best Universities for Computer Scienceにて82位にランクインしています。東京大学では、理学部の情報科学科において、コンピュータサイエンスに関連する科目が学べます。
情報科学科は、コンピュータサイエンス、情報工学、数学、物理学などの科目を学ぶことができます。具体的には、アルゴリズム、データ構造、プログラミング、コンピュータアーキテクチャ、オペレーションシステム、離散数学などの基礎的な知識を学ぶことができるでしょう。
卒業後は、企業や研究所などで就職することもできますし、修士課程や博士課程に進学し、研究者としての活躍も可能です。
カリキュラム:https://www.is.s.u-tokyo.ac.jp/student/lecture/
二位:京都大学
京都大学は、Best Universities for Computer Scienceにて168位にランクインしています。
京都大学では、工学部情報学科にて、コンピュータサイエンスに関連する科目を学ぶことができます。この学科では、計算の理論、論理回路設計、ハードウェア、画像の情報処理、人工知能、コンピュータネットワークなどを学ぶことができます。
カリキュラム:https://www.s-im.t.kyoto-u.ac.jp/com/ja/information/top
三位:東北大学
東北大学は、Best Universities for Computer Scienceにて238位にランクインしています。
東北大学では、工学部電気情報物理工学科の情報工学コースにて、コンピュータサイエンスに関連する科目を学ぶことができます。人工知能、ビッグデータ科学、情報セキュリティ、ネットワークデザイン、生命情報、確率的情報処理、画像・音・言語情報処理などを学習することができます。
カリキュラム:http://www.ecei.tohoku.ac.jp/eipe/course/computer_science/
その他大学
その他、東京工業大学、筑波大学、九州大学等、コンピュータサイエンスに関するプログラムを提供しています。詳しくは以下のリンクを参照してください。
Best Global Universities for Computer Science in Japan:https://www.usnews.com/education/best-global-universities/japan/computer-science
コンピュータサイエンスを専攻する際に気をつけること
日本では明確にコンピュータサイエンスと大学が明示していないため、カリキュラムをよく吟味することが重要です。
アメリカの大学では、学部課程におけるコンピュータサイエンスの必須科目として、通常、プログラミング、アルゴリズム、データ構造、ソフトウェア工学、データベース、コンピュータネットワーク、オペレーションシステム等が挙げられます。
その他の一般的な科目としては、微積分学、線形代数、離散数学、および確率統計学があります。さらに、プログラムによっては、人工知能、機械学習、コンピュータグラフィックスなどの分野の選択科目が含まれる場合もあります。
例えば、MITのコンピュータサイエンス学士課程では、以下のようなトピックを学びます。
- アルゴリズムとデータ構造
- プログラミング言語とソフトウェア工学
- コンピュータシステムおよびアーキテクチャ
- 人工知能と機械学習
- コンピュータグラフィックス
- 計算理論
- データベースシステム
- ネットワークと分散システム
また、コンピュータサイエンスの中でも特に興味のある分野を探求できるよう、選択科目が用意されています。以下のリンクでチェックしてみましょう。
MITのカリキュラム:http://catalog.mit.edu/degree-charts/computer-science-engineering-course-6-3/
大学を選択する場合は、カリキュラムの構成、大学の評判、リソース、サポート、インターン、就職など、総合的に検討することが重要です。
オンラインでコンピュータサイエンスを学習する
トップレベルの大学入試は非常に難しく、コンピュータサイエンス学科の倍率も非常に高いため、かなりの努力が必要になってくるでしょう。
しかし、オンラインでコンピュータサイエンスを学習することもできます。Recursionは、アメリカの大学のコンピュータサイエンス専攻のカリキュラムを参考に作られたオンライン学習プラットフォームです。元Facebookソフトウェアエンジニアによってカリキュラムが作成されました。
約1,000時間分のカリキュラムを用意しているため、じっくり時間をかけて勉強したい方にとっておすすめです。コードを書きながらカリキュラムを進めていくスタイルなので、効率的に実力を身につけることができます。
特に日本の場合、アメリカとは違い、文系からでもエンジニアになることができるため、オンライン学習で実力をつけることも効果的と言えるでしょう。