コンピュータサイエンスはなぜ難しいのか?4つの理由を説明します

コンピュータサイエンス 難しい

「コンピュータサイエンス=難しい」というイメージを持ったことはありませんか?この記事では、コンピュータサイエンスがなぜ難しいのかについて説明し、コンピュータサイエンスをより簡単に学ぶためのヒントを紹介します。

そしてコンピュータサイエンスの習得の難しさを乗り越えた先に、どんな未来が期待できるかを説明します。難しいコンピュータサイエンスをどのように効率的に学習できるか気になる方はぜひ最後まで読んでみてください。

コンピュータサイエンスはなぜ難しいのか

コンピュータサイエンスは最も難しい分野の一つですが、それにはいくつかの理由があります。

  • 取り扱う分野が幅広く、学習範囲が多岐にわたること
  • 数学の知識が必要であること
  • 最新の進歩へのキャッチアップが必要であること
  • 技術的および分析的スキルの両方が必要であること

これらの項目について以下で解説します。

コンピュータサイエンスが扱う分野は広範囲にわたる

現在、コンピュータサイエンスは、医療、ビジネス、法律、そして芸術など、さまざまな分野で活用されています。コンピュータサイエンスが扱う範囲は、最も単純なコンピュータプログラムから複雑なアルゴリズムに至るまで広範囲に渡り、それがコンピュータサイエンスが難しいと言われる主な理由の1つです。

コンピュータサイエンスは、コンピュータに関する基礎知識、データ構造、アルゴリズム、離散数学、ネットワーク、オペレーションシステム、ソフトウェアの設計、開発、および実装、など多くの項目を習得しなければなりません。

コンピュータサイエンスの習得には数学の知識が必要

コンピュータサイエンスを習得するには数学の知識が必要であることから、コンピュータサイエンスに対して、苦手意識を持っている方は一定数います。

コンピュータサイエンスにおいて数学は、アルゴリズムを記述したり、プログラムの正しさを推論したり、プログラムの効率を分析したりするために使われます。コンピュータサイエンスの問題の多くは、数学の問題として考えることができます。

例えば、関数の概念は、数学的な関数をしっかりと理解していないと理解するのが難しく感じるでしょう。また巡回セールスマン問題は、ある地点間の最短経路を求める問題と考えることができ、ダイクストラ法の知識が必要です。

このようにコンピュータサイエンスの概念の多くは、数学の基礎を必要としています。数学の専門家である必要はありませんが、コンピュータサイエンスを学ぼうとする人にとって、数学のしっかりとした基礎は必要不可欠です。

コンピュータサイエンスの数学に関しては、こちらの記事も参考にしてください。
コンピュータサイエンスに数学は必要なのか?答えはYesです

コンピュータサイエンスは最新の技術へのアプローチが常に必要

コンピュータサイエンスは比較的新しい分野の学問であることから、新しい技術やアプリケーションの開発とともに常に進化を続けており、その応用範囲も広がっています。

成功するためには最新の技術に対応することが不可欠であり、常に情報を収集し自分の知識をブラッシュアップし続ける必要があります。急速に変化に対応するため常に学習を続け、講座を受講したり、カンファレンスに出席したり、技術論文を読むことが必要かもしれません。

コンピュータサイエンスは技術的および分析的なスキルの両方が必要

コンピュータサイエンスは、技術的なスキルと分析的なスキルの両方が必要な分野です。

  • 技術的なスキル:コンピュータを構成する複雑なシステムを理解して作業できる
  • 分析的スキル:システムがどのように機能するかを理解し、新しいシステムを設計できる

どちらのスキルも重要であり習得しなければならないものですが、人によっては得意不得意があるかもしれません。

例えば、コンピュータシステムの仕組みの技術的な詳細は理解できても、新しいシステムを設計することはできない人もいます。また、新しいシステムの可能性を見出すことができても、それを構築する技術的なスキルがない人もいるでしょう。

コンピュータサイエンスの分野で成功するためには、両方のスキルが必要とされるため難しい学問と位置付けられているのでしょう。

コンピュータサイエンスが向いているのはどんな人か?

コンピュータサイエンスは難しい学問の1つですが、以下のような人にはコンピュータサイエンスが向いていると言えるでしょう。

  • コンピュータやその仕組みについてもっと知りたいという人
  • コンピュータを使って問題を解決することに興味がある人
  • 論理的思考が得意な人
  • 物事をより効率的に進める方法や、繰り返し行われる作業を自動化する方法を見つけることが好きな人

もし自分がこれらの特性に当てはまると思ったら、ぜひコンピュータサイエンスを学習すると良いでしょう。

コンピュータサイエンスをより効果的に学ぶ方法

コンピュータサイエンスは、学ぶのが難しい科目であることは周知の事実です。しかしより効率的に学習する方法があります。最初は難しいと感じるかもしれませんが、継続することで少しずつステップアップできます。

自分に最も適した教材を見つける

本を読んで学ぶのが最適な人もいれば、動画を見たり授業を受けたりして学ぶのが最適な人もいます。合わない教材を使うと効率が悪くなるばかりか挫折に繋がりかねません。自分に合った方法を見つけそれを継続することが大事です。

利用可能なリソースを活用する

オンラインでコンピュータサイエンスの基本を学ぶのに役立つ教材を探してみましょう。これらのリソースを上手く活用することでコストをあまりかけずに学習することができます。

適切なアドバイスをくれるメンターを探す

学習中に現れる疑問をそのままにしていては、次のステップで躓く原因となってしまいます。メンターを見つけて、疑問をすぐに解消できるよう遠慮なく助けを求めてください。困っている人を助けてくれる人はたくさんいます。

共に学習できるコミュニティに参加する

職場、学校、オンライン上などコンピュータサイエンスを学習している仲間が集うコミュニティがあります。それらを見つけ参加してみましょう。

学習のモチベーションを保つだけでなく、疑問を尋ねたり、新しい情報を仕入れたり、気づきや発見を得ることができます。情報をもらうだけでなく、自らも提供しながら共に学びあえる仲間を見つけましょう。

コンピュータサイエンスの学位を取得するメリット

コンピュータサイエンスの学位は、就職の際に有利に働くことは言うまでもありません。世界がますますオンラインに移行し、テクノロジーへの依存度が高まるにつれ、そのテクノロジーを開発および維持するスキルを持つ人々が求められています。

学ぶのが最も難しい専攻の1つでありますが、報酬はそれに値するものです。コンピュータサイエンスの学位を取得することは、将来的に大きな利益をもたらす知的な投資です。

実際、ウォールストリート・ジャーナル紙によると、コンピュータサイエンス専攻を卒業した学生は、極めて高額な給料を受け取ります。さらに、コンピュータサイエンスの学位は、他のSTEM分野への進出を可能にする強力な基礎と複雑な問題を解決し、革新的なソリューションを設計するためのスキルと知識を学生に提供します。

しかも、コンピュータサイエンスの学位は、ハイテク産業への参入を目指す人のためだけのものではありません。

コンピュータサイエンスプログラムで学んだスキルは、幅広い業界とキャリアに応用することができます。論理的に考え、複雑な問題を解決する能力は、どの分野でも価値があります。

身についた分析能力と問題解決能力は、医学からビジネスまで、さまざまな分野で応用でき、活躍の場を広げることでしょう。

コンピュータサイエンスを学ぶ上で避けた方がよいこと

コンピュータサイエンスの習得において、唯一の特効薬はありません。しかし、この分野で成功したいのであれば、避けた方がいいことがいくつかあります。

  • いろいろな分野に一度に手を出すこと
  • 誰にも頼らないこと
  • 数学を避けること
  • 試行錯誤しないこと

コンピュータサイエンスの分野は幅広く奥が深いので、学習を進める度に自分の知識の足りなさを実感してしまうかもしれません。

知識を補強しようとして、一度にいろいろな分野を学習し始めてしまうのは効率が悪くなる原因です。1つの分野に絞り、少しずつ知識を広げていきましょう。

また、誰かに助けを求めることを恐れないでください。知らないことを認めることは恥ではありません。オンラインフォーラム、チャットルーム、オンラインコースなどのリソースを活用しましょう。

そして、数学をおろそかにしないことも大事です。コンピュータサイエンスで成功するためには、数学のしっかりとした基礎が不可欠です。

そしてコンピュータサイエンスは、試行錯誤が大切です。学習方法が合っているのか、自分が興味ある分野なのか、範囲が広いからこそ、新しいことを試し何が自分に一番合っているかを見極めていきましょう。

コンピュータサイエンスのキャリアから得られるもの

コンピュータサイエンスは最も難しい専攻の1つですが、最も人気のある専攻の1つでもあります。それは習得することで得られる価値が十分にあるからです。

コンピュータサイエンティストの需要は高まっているので、この専攻を選べば良い待遇を期待できます。

現在では多くの企業が、デジタル技術に対する十分な知識がある人を求めています。つまり、コンピュータサイエンスを専攻した人は、将来、就職する際に他の候補者よりも有利になるのは間違いありません。

またコンピュータサイエンスのスキルは、エンジニアリングや情報技術などの分野だけでなく、ビジネスや経済など、他の分野においても応用できるスキルとなります。

ソフトウェア開発者やソフトウェア・エンジニア、サイバーセキュリティや情報システムなどさまざまな分野で活躍できるスキルを手にすることができるでしょう。

まとめ

コンピューターサイエンスは、扱う分野が広いことと、数学が必要なことなどから習得が難しい専攻であると言えます。しかし難しいからこそ、そこから得られる知識とスキルは多くの企業から必要とされるものです。コンピュータサイエンスに興味を持ったなら、その難しさに負けないでください。少しの努力と正しいプロセスによって、より効率よく学習を進め、この分野で成功することができるでしょう。